沖縄の特産品として知られる泡盛!今回は泡盛に興味を持ちつつもまだ飲んだことがない方に向けて泡盛の基本をお伝えしていこうと思います。泡盛の製法や味わい、度数についてご紹介していきます。泡盛に興味を持つきっかけになれば幸いです。
泡盛って?
泡盛は黒麹菌とタイ米を主原料としている、沖縄県に古くから伝わる伝統的な蒸留酒。
泡盛の最大の特徴は、その製造方法にあります。泡盛は黒麹菌を使用して仕込まれます。この黒麹菌が泡盛特有の香りと風味を生み出し、他の日本酒や焼酎とは異なる個性的な味わいを生み出しているんです。さらに主原料としているタイ米も泡盛の独特の味を作り上げる要因の一つになっています。
泡盛の味って?
泡盛の味は、その香りと同様に深みがあります。優しい甘さとふくよかなコクを感じ、後味には独特のほのかな苦味が残ります。アルコール度数が高いので飲みにくいイメージをしてしまいますが、飲み口が爽やかで飲みやすいのが泡盛なんです。
そして、飲んだときに感じる豊かな香りもポイント。黒麹菌によって生まれる深い香りは、甘さと酸味が混じり合った独特な香り。フルーティーな香りの後に、焼きたてのパンのような香ばしさを感じることも。樽熟成された泡盛はバニラやナッツの香りを感じることもあるんです。
泡盛の度数は?
泡盛のアルコール度数は25~40度ほどと高めになっています。お店で買えるものや居酒屋などで飲むことができる一般的な泡盛は、度数30度前後のものが主流です。中には度数50度を超える泡盛も…。
度数25度以上と言われると、お酒に弱い方や強いお酒の味が苦手な方は『飲むのはやめておこう…』と思ってしまうのではないでしょうか?ですが度数が高いからといって、必ずしも強い癖のある味わいというわけではありません。また、泡盛は飲み方次第でかなり飲みやすくできるお酒でもあります。泡盛の飲み方については別の記事でまとめているので、ぜひそちらも読んでみて下さいね。
沖縄での飲み会では『カリー!』と言おう
沖縄の居酒屋で聞こえてくる『カリー!』という言葉、沖縄の飲み会での乾杯の音頭として使われる言葉なんです。乾杯の音頭を取る人が「ぐすーよ、カリーさびら」と掛け声をします。これは「皆さん、乾杯しましょう」という方言。そして他の人たちがそれに『カリー!』と返すんです。
実はオリオンビールの役員が使い始めたと言われる『カリー』。ぜひ沖縄でのお酒の席では、「ぐすーよ、カリーさびら!」を使ってみて下さいね!